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フリーペーパーの集客方法を簡単に説明!これだけは押さえておきたい!美容院・エステサロン必見!

フリーペーパーを利用されている方はたくさんいらっしゃると思います。
ですが、「最初の頃は良かったけど、最近は、集客できていない気がする。」「どこも同じようなレイアウトだから、ウチの広告が埋もれてる。」「クーポン狙いで、リピートしない。」こんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
今日は、フリーペーパーが本当にお店にとって、適切な宣伝方法になっているのか?どうすれば集客できるのか?についてご説明致します。

フリーペーパーで集客があがらない原因を考える

フリーペーパーは、有料雑誌と異なり地域に密着した情報、美容・飲食・求人といったカテゴリー別の情報を発信しており、「無料」という点で気軽に取って貰えるという利点があります。そして、お得な情報・クーポンを掲載することで、より多くの読者に手に取ってもらうよう考えられています。

数字のマジック

よく営業の方から、「当社のこの地域での発行部数は10万部です。」といったように言われた経験ございませんか?確かに、多くの人に知ってもらう為には、発行部数が多いに越したことはないのですが、例えば、同エリアでの人口が20万人だったとします。その半分が女性として10万人、20~50代がその内7割で7万人。こう考えると、同エリアの女性すべてに配っても3万部あまる計算です。供給過多ですね。都市部では、昼間人口が多く、同じ結果にならない場合もありますが、いわゆるローカルエリア(ベッドタウン・住宅街)では、割とこれに近しい状況があります。
まずは、発行部数を聞いても、自分のエリアに最適な発行部数なのかを考えてみましょう。

フリーペーパー発行部数と人口の表

サロンのターゲットとマッチしていますか?

上の例でいえば、同エリアの人口の50%をカバー出来る発行部数であり、女性向けのものであれば100%以上カバーできるわけですが、何事も供給過多になり過ぎると、よくない結果が出てきます。スーパー・家電量販店の値下げ合戦とかがいい例です。消費者にとっては、お財布にやさしいかもしれませんが、販売する側としては、売上・利益を圧迫しますので、たまったもんじゃありません。そして、このようなケースに強いのは、パワー(資金力・規模・認知度など)の大きいところです。
低価格路線で回転数を上げていきたいのであれば選択肢としては正しいのかもしれませんが、付加価値の高い商品(サービス)を提供し、客単価を上げていきたいのであれば、矛盾が発生し、逆効果になります。

どれも同じデザインで埋もれる

フリーペーパーは、枠のサイズ毎に価格が設定されており、枠のサイズが小さいほど、画像・デザイン・レイアウトの調整できる幅が小さくなります。そして、フリーペーパー自体のイメージを重要視することと、制作作業の効率化から、フリーペーパーの独自色に当てはめらているケースがほとんどです。
できることが限られている中で、キャッチコピーや文章をよく考えて、割引クーポンも入れて、調整を業者にお願いして、デザインを確認して、修正は2~3回まで、というパターンだと思います。そして、基本的には、デザイン確認をしているので、出来上がり自体は、問題無いと思います。
ただ、フリーペーパーの出来上がりを見てみると、「ライバル店も似たようなキャッチコピー・文章・クーポンになっている。しかも、値段がウチより安い!」
よくあると思います。もし、出来上がりを確認されていないのであれば、必ず、ライバル店のものを確認することをオススメします。
ライバル店に負けない素晴らしいサービスを提供していたとしても、読者の目には、「同じサービスなのに、高いお店」と映っているかもしれません。

集客できていないか数字で確認

フリーペーパーで集客がゼロということは、無いと思いますが、そもそもどれぐらい集客出来ているのかを毎月チェックしましょう。フリーペーパー専用のクーポンであり、集客人数は把握しやすいですが、クーポンではなく、通常メニューでご来店される方もいらっしゃると思います。そこで、新規ご来店時には、アンケートを用意したり、サービスの中でお客様にフリーペーパーからのご来店かを確認してみましょう。
どうしても、通常業務もあることから、なかなか難しい場合もあるかもしれませんが、フリーペーパーを含めた宣伝広告というのは、集客するためのツールですが、方法を間違えれば、知らず知らずの内に、客足を遠のかせるている原因となっていることもあります。

フリーペーパーで効果的に集客をする

フリーペーパーを使って効果的に集客するにはどうすれば良いのか、ターゲットやコンセプトによって、やり方はさまざまですが、最低限押さえておいた方がいい方法をご説明します。

費用を計算する

基本的なことかもしれませんが、費用を計算することは大切です。フリーペーパーは半年契約が多いと思いますが、1ヶ月と考えれば少ないかもしれませんが、半年となると、結構な金額になります。月4万円であれば、半年で24万円です。この24万円が安かったと思えたら良いのですが、他のことに使ったら良かったなんて思うことがあるかもしれません。

競合先の確認と、立ち位置を確認

他のお店の「枠サイズ・キャッチコピー・文章・サービス・価格・クーポン・企画」をチェックします。出来れば、エクセルなどを分かりやすく表にしましょう。そして、自らも同じように、書き出していきます。こうすることで、はっきりと競合先を確認できます。次に、自分のお店のターゲット顧客層(読者)の気持ちになって、客観的に競合先と自店舗の比較を行い、どのお店に行きたいと思うかを考えます。
もしかすると、値段の安い方に行きたいと思うかもしれませんが、安直に値段を下げる方法はオススメしません。それこそ、安売り合戦のはじまりになりますから。そうなった時は、フリーペーパーを広告宣伝として使わない方がベターです。
現時点で、値段以外の部分で負けていない、むしろ、他のお店に無いサービスがあるのでしたら、それを全面的に押し出すキャッチコピー・文章に変更しましょう。前述したように、値段で負けていて、同じ内容だと逆効果になる可能性があるお話しをしましたが、これは絶対に避けなければいけません。
そして、この比較検討は、自分一人で行うよりも、何人かで行った方が効率的です。客観的に見ないといけませんので、一人では固定観念が邪魔をする場合があります。ベストは、ターゲット顧客層の方にご意見を貰うことです。

期間を決めて目標設定を行う

競合先との比較検討を行い、フリーペーパーを使うと決めたのであれば、期間と目標設定を行いましょう。
期間は、最低契約期間が半年の場合が多いですので、その場合は半年となりますが、期間は短めに設定しましょう。次に目標設定です。
既に、フリーペーパーを出されているのであれば、おおよその新規獲得予測があると思いますが、初めてであれば、売上の何%を新規で占めたいかを考えましょう。フリーペーパーで30%とかは困難ですので、もう少し低めでは設定しましょう。
そして、最低限毎月のフリーペーパーに掛かる経費は上回る設定にしましょう。これを下回れば本末転倒です。

リピートに繋がっているか確認

期間・目標設定を行い、フリーペーパーを始めたとします。そして、フリーペーパー経由の新規獲得数も毎日チェックし、次に確認しなければいけないのは、リピートに繋がっているかどうかです。新規をリピーターに、そして、ロイヤルカスタマーにしていくのは、売上・利益を安定的に上げるためには鉄則です。だからこそ、まずは、リピートしているかどうかを確認しなければいけません。何回目のご来店かは、カルテでチェックできると思いますので、説明を割愛しますが、半年の期間を設定しているのであれば、開始2ヶ月目以降に毎月リピート率をチェックします。
リピートするかどうかは、ご来店されてからのサービスに大きく影響されますが、フリーペーパーのリピート率を除外した全体のリピート率と比較すれば、パフォーマンスを見ることができます。
比較したときに、リピート率が低い場合は、他の集客方法よりもパフォーマンスが悪く、クーポンや割引狙いだった浮動客の流入が多かった可能性が高くなります。
それでも、「それでも集客出来たからいいか!」っと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、既存のお客様の枠や、スタイリストの枠を浮動客で埋めてしまうのは、全体的な失脚率のアップ、そして、浮動客はターゲットのミスマッチですので、地域密着型のお店であれば、クチコミに悪影響が出ます。
継続的に行うにしても、早いめの修正が必要です。

他の宣伝方法と比較する

フリーペーパー以外の宣伝方法として、紙媒体であれば新聞折込広告・ポスティング・手配りチラシや、ネット媒体であれば、ホームページ・ホットペッパーなど、いろいろなものがあります。新聞広告であれば、曜日・地域を絞って購読者層の届けれる、広告の多い日に入れると見てもらいすい。ポスティングであれば、地域をより限定して配れたり、タウンプラスを使えば、性別・家族構成・年代に絞って届けれる。ホームページであれば、自由度が高く、幅広い活用法を見出せる。ホットペッパーであれば、ネット予約に強いなど、それぞれに特徴があります。そのコストもまたさまざまです。
フリーペーパーは比較的、身近な宣伝方法かもしれませんが、単純に手を出すのはやめましょう。他の宣伝方法には、どんな特徴があるのか?どれぐらいの費用が掛かるのか?を調べた上で、取捨選択することが大切です。
そして、フリーペーパーの費用対効果を測るときには、掛かった経費と売上・利益だけの計算では、本質的な費用対効果を出すことは出来ません。
フリーペーパー単体でみれば、どれぐらいの効果があったかは分かりますが、他の宣伝方法と比べてどうだったのかを確認してみることが必要です。
他の宣伝方法を取られているのであれば、その方法の集客率・リピート率・失客率も合わせて見てみましょう。

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